🍊みかん農家の獣害対策について、
・🍊みかん農家がなぜ獣害対策するか
・どのような対策方法か
をお伝えしていきます。
美味しい🍊みかんがどのように作られているか知りたいお客さんに
🍊みかん栽培の一端について知って頂ければと思います。
今回はフェンスの搬入編をご紹介します。
研修中の🍊みかん農家さんのみかん園は郊外の山にあります。
山の斜面に🍊みかんを植え付けることで、美味しい🍊みかんを作る条件の一つである
”水はけ”が抜群です。
平地での柑橘栽培は水がたまったりしないよう気を付けねばなりませんが
山の斜面で柑橘栽培する場合は、その心配はほとんどありません。
むしろ夏の暑い時期は乾きすぎて、幼木の育成に水遣りに気をつかうぐらいです。
(これはこれで大変な作業なので別の機会にご紹介・・)
山での栽培の背反として、平地より🍊みかんの世話の手間も大幅にかかりますが、
郊外の山ならではのハンディが”獣害”です。こちら静岡県浜北地方の🍊みかん園
は”獣”の中でも”鹿”がメインの相手になります。
何が困るかというと、みかんの木の新梢(新しく出た芽や葉)
を食べられることです。
『葉っぱなんていっぱいあるやないの?』と思われるかもしれませんが
春に芽吹く新梢に花が咲いて、受粉して🍊みかんになりますので、
新梢が食べられることは、すなわち🍊みかんが採れないということ意味します。
新梢(新葉)は黄緑色で柔らかく、いかにも美味しそう。。
育成中の幼木にとっては新梢、特に新葉は木の成長に欠かせないもの
ですので、これを食べられると木の成長が遅くなり、収穫が1年遅れる
ことに繋がりかねず、🍊農家にとってかなりの痛手ということになります。
新葉に鼻を近づけると🍊みかんのいい匂いがして、鹿が食べたくなるのも納得。
本日は師匠(研修先の🍊農家さん)が購入した獣害対策のフェンスなどを取りにいって
設置場所まで運ぶ様子をお伝えします。
今回は200m分と大量かつ重量荷物なので、運送会社配送センター止めとなります。
トラックで運送会社へドライブ。
受付を済まして、トラックの荷台にフォークリフトで積んでもらいます。
2tトラックですが荷台幅イッパイイッパイのサイズです。
地中に打ち込んでフェンスを留める鉄の棒や、針金も積み込み、圃場へ。
今回のフェンス業者さんは頑丈な鉄ワイヤー(かなり太く硬い)で
フェンスを束ねているので、ワイヤーがフェンスの下敷きに。。
フェンスの重みでワイヤーが取れず、硬いワイヤーを曲げてフェンスを上方に
抜くしかなく、途中知恵の輪状態に。。
苦闘の末フェンスを全ておろして運搬車へ。
ようやく設置場所までフェンス一式を運ぶことができました。
修行は続きます。
ではまた!
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