休耕田を耕うんしました。
その際に耕うん機のタイヤ交換(ホイール交換)を行いましたのでその様子をご紹介します。
何かの参考になれば幸いです。
いつもお世話になっているご近所の農家さんに耕うん機で10年以上休耕している元田んぼを耕うんしました。
除草剤を使わず草刈機で雑草の管理をされていた畑ですので、比較的状態の良い休耕田です。
いかんせん元田んぼなので粘土質です。鍬で耕すには大変なので、パワーのある耕うん機で耕すことになりました。
田を転用した野菜畑は、水はけが悪く、粘土質で野菜の栽培には不利なことがありますので栽培管理上は工夫が必要です。
それについてはまた別に書くとして今回はタイヤ交換の様子を。
ちなみに、耕耘と書いて「こううん」と読みます。
常用外漢字で一般的には読みにくいので耕運と書くこともあるようですが正しくは耕耘とのこと。
そのため、農機具メーカーは『耕うん』と表示していますね。豆知識です。
まずは耕うん機のタイヤ交換から。
タイヤ交換といっても、田んぼ用の大輪から畑用の小輪に付け替える作業で、ホイールごと交換です。
当初履いているタイヤ(上記写真)は田んぼ用はぬかるんだ粘土でも駆ける大きさですが、
乾いている休耕田では、小輪の方が小回りきいて取り回しがよく作業性が良いためです。
交換自体は初めてですので教えてもらいながらです。(ありがとうございます!)
- まずは、あらかじめホイールを車軸に固定しているボルト(イモネジ)を緩めておきます。
- 次に耕うん機の後ろのタイヤ交換する側(写真の場合右側)を上げて、つっかえ棒で支えます。
この時にタイヤが数センチ浮くようにやや左側に傾けつつ、つっかえ棒を蹴りこんで行きます。
- 片側へ傾けて田んぼ用タイヤ(ホイール)を外し、畑用タイヤを車軸に付けます。
- ナットを忘れずに締めて片側完了。
- つっかえ棒を反対側に付けなおして、後は同じ手順です。
タイヤ(ホールごと)交換完了しました!
あとはエンジンをかけて移動し耕うんとなります。
この機種(ヤンマー YH75)はバッテリ上がりなどでセルスタータが使えなくても、手動でエンジンをかけられます。
写真は見難いですが、クランク軸にクランクハンドルを取り付けて、デコンプレバーを引きつつハンドルを回します。
立ち会って頂いている大先輩の農家さんから、『ケッチン起きることがある』 と恐怖のお言葉。。。
ディーゼル単気筒エンジンなのでバイクのそれどころでないケッチン反力だなと思いつつ、それが来ても良いように体制を整えながら、
(来てほしくないので祈りながら・・・)、ハンドルを力いっぱい回して、勢いつけて速く回せたらデコンプレバーを離します。
そうすると圧縮が一気に高まって着火しエンジンが掛かります。意外とすぐに掛かりました。
ディーゼルエンジンを手回しで掛けるという、なかなか出来ない体験でした!
ヤンマーYH75の使用感としては、ディーゼル単気筒なのでトルクが太く粘土質もなんのその!
回転数も低く一発一発が太く強烈に耕うんします。
ディーゼル単気筒特有の”カンカンカン”という大きなエンジン音がします。
ガソリンの耕うん機(管理機)6.3馬力とはまるで違いますね。
(ガソリンの耕うん機は回転数高めで6.3馬力なのでトルク自体はディーゼルより小さいので違って当たり前ですが。。)
年期の入った機種ですが、大事に使われていて今も田んぼを耕うんする際に現役です。
モノを大事にしてメンテして使い続ける。
見習いたいですね。
ではまた!
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